- 藤岡歴史館と歴史的文化財
- 世界文化遺産 高山社跡
藤岡市の埋蔵文化財収蔵庫で、地域の貴重な考古遺産を収蔵・展示している施設です。常設展示室では、国指定史跡の白石稲荷山古墳・七輿山古墳を中心とする白石古墳群や本郷埴輪窯址・猿田埴輪窯址についての展示コーナーがあります。また、市内の旧石器時代から中世までの通史展示を出土品や年表、解説パネル、模型等で解説しており、企画展や講演会なども行われます。
藤岡歴史館 Information
- 所在地
- 藤岡市白石 1291 番地 1
- 電話番号
- 0274-22-6999
- 開館時間
- 午前9時 〜 午後5時(入館は午後4時30分まで)
- 休館日
- 12月27日 ~ 1月4日
- 料金
- 常設展示室は無料(団体は要予約)
企画展示室は展示内容により有料となる場合があります。
- 駐車場
- 無料 普通84台(うち身障者用3台)、大型バス4台
藤岡の指定文化財に関する詳しい情報はこちらから
伊勢塚古墳
6世紀末ころにつくられた直径27.2mの円墳、あるいは不正八角形墳と考えられる古墳。石室は模様積石室と呼ばれ、胴張形の平面形をしており、所々にやや大型の自然石を配しその周辺に細長い結晶片石を差し込んで飛白模様にしている点に特徴があります。
七輿山古墳
6世紀前半につくられた三段築成の前方後円墳。6世紀代の古墳としては東日本最大級で、全長145 m、後円部径87m、前方部幅106m、高さは前方部・後円部ともに16m。出土遺物の円筒埴輪は径50cm・ 高さ110cm、7条の凸帯(とったい)が巡る大型品で、全国でも稀なものです。春は桜の名所としても親しまれています。
- 所在地
- 藤岡市上落合
- お問い合わせ
- 藤岡市教育委員会 文化財保護課
- TEL
- 0274-23-5997
平井地区1号墳・皇子塚古墳
このふたつの古墳は6世紀後半に造られたものです。平井地区1号古墳は、径24m、高さ4mの二段に造られた円墳で、葺石、埴輪列などが確認されています。石室から出土した装飾太刀などの副葬品や墳丘から出土した埴輪は国の重要文化財に指定されています。皇子塚古墳は、径31m、高さ6mの四段に造られた円墳で、墳丘からは円筒や朝顔形円筒、人物・馬などの埴輪が、石室からは人骨、馬具、刀装金具などが出土しています。
- 所在地
- 藤岡市三ツ木
- お問い合わせ
- 藤岡市教育委員会 文化財保護課
- TEL
- 0274-23-5997
白石稲荷山古墳
自然地形を利用した大型の前方後円墳です。大きさは、全 長 175m、くびれ部幅 50m、 前方部幅約 148m、高さは 後円部で 13.5m、前方部で 6m。墳頂部の東と西に竪穴式の礫郭が確認され、副葬品 に直刀、銅鏡、首飾りに使われた勾玉、管玉、臼玉などのほか、壷、杵、案、下駄、刀子などの石製模造品が出土しました。また、豪族の館を彷彿させる家形埴輪が出土しています。これらの出土品は、東京国立博物館に収蔵、展示されています。
- 所在地
- 藤岡市白石
- お問い合わせ
- 藤岡市教育委員会 文化財保護課
- TEL
- 0274-23-5997
本郷埴輪窯址・土師神社
本郷埴輪窯址は自然傾斜を利用した登窯といわれるものです。円筒埴輪をはじめ人物、馬、家、武具など各種の形象埴輪が生産され、付近の小林古墳群を中心に、広範囲に供給されました。 200m南方には、相撲の元祖であり埴輪の考案者と言われる野見宿禰をまつる土師神社があり、境内には「土師の辻」と呼ばれる相撲の土俵が残っています。 毎年10月第3日曜には秋祭りが開催され、流鏑馬や花馬、獅子舞が披露されます。
- 所在地
- 藤岡市本郷
- お問い合わせ
- 藤岡市教育委員会 文化財保護課
- TEL
- 0274-23-5997
高山社跡は、平成26年6月に「富岡製糸場と絹産業遺産群」の構成資産のひとつとして世界文化遺産に登録されました。高山社は、高山長五郎が確立した近代的な養蚕飼育法「清温育」を普及・拡大するために設立された教育機関で、国内外から生徒を受け入れ、その技術を全国及び海外に広めました。清温育に適した構造の住居兼蚕室や付属施設、江戸時代の長屋門は現存しており、無料ガイドの解説を聞きながら見学することができます。
高山社跡 Information
- 所在地
- 藤岡市高山237
- お問い合わせ
- 高山社情報館
TEL 0274-23-7703
- 開館時間
- 午前9時~午後5時(6~8月は午後6時まで)
- 休館日
- 12月28日~1月4日
- 入館料
- 無料(団体は要予約)
無料見学ガイド有
- 駐車場
- 無料 普通車41台、大型バス3台
高山社跡に関する詳しい情報はこちらから